箏曲七声楽院 プロフィール
 

昭和32年に鈴木いね子が、東洋音楽界の権威である田辺尚雄氏より、独自の階名教授法に依る指導が認められ、正式に箏の教授所として箏曲七声楽院を開設。同時に免状の下附も許される。階名教授法とは、従来の箏の楽譜(縦書きで書かれた漢数字の楽譜)をドレミファで歌いながら学習する事により、音程を正しく認識でき、また音楽性が高まり暗譜も容易であると創始者が提唱した方法です。現在は娘の仲林光子(2代目)と孫の仲林利恵(3代目)が会を主宰し、和楽器を教えたり老人ホーム等の施設での慰問演奏やコンサート、学校公演などなど・・・七声楽院会員と共に様々な活動を行っている。
七声楽院代表(2代目)
 仲林光子 
Mitsuko Nakabayashi
箏、三絃、笛、尺八、琵琶、神田囃子 演奏と指導
仲林光子の写真 
 
4歳より初代から箏の手ほどきを受ける。15歳より箏曲、地唄を小野衛氏、みさと笛を山川直春氏に師事。そして40代より小林一奏氏に神田囃子の太鼓と笛の指導を受けた事が、50代からの創作活動に大きな力となる。母・鈴木いね子より継承した階名教授法を実践すると共に、古典を後進に伝える為の唱歌(これは昔からの指導法)による指導にも力を注いでいる。古典音楽の味わいを損なうこと無く日本音楽独特の”間(ま)”を表現するには、階名だけでは限界があると認識しているからである。また、山川直春氏創立の現代邦楽会副会長としてみさと笛(横笛の一種)の普及にも努めている。更に底辺の拡大の為、東京都中央区兜町の阪本小学校で和楽器を子供達に指導。自身の作品でTBS子供音楽コンクールにも入賞している。そして60代より始めた薩摩琵琶は吉田央舟氏、須田誠舟氏に師事し研鑚を積む。近年では琵琶語りの中に箏・十七弦・笛の演奏を盛り込み、臨場感あふれる独自の世界を構築している。現在は「箏曲七声楽院」を娘・利恵と共に主宰。邦楽の発展に力を注いでいる。

七声楽院教授(3代目)
 仲林利恵  
Rie Nakabayashi
笛、箏、神田囃子 演奏と指導
 
幼少の頃より母・仲林光子から、篠笛(みさと笛)と箏の手ほどきを受ける。篠笛と能管を鳳声晴由氏、箏を小笠原節氏、神田囃子を小林一奏氏、葛西囃子を矢作伸二氏にそれぞれ師事。1995年NHK邦楽技能者育成会卒業。以降、様々な分野の演奏家と共演し積極的にコンサート活動を行う。2000年から小馬崎達也&PANGAEA<パンゲア>のメンバー、そして2001年からは和太鼓グループ<梵天>のゲストメンバーとして、国内外のツアーやアルバムにも多数参加。また、祖母である鈴木いね子が創立した箏曲七声楽院の3代目として2代目・仲林光子と共に後進の指導と演奏活動も行なっている。

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